例えばUS AmazonでFBA販売を行う場合、日本からアメリカへ輸出する必要が出てきます。
自社でアメリカ輸出ができる物流を持っていれば格安で発送ができますが、なかなか難しいでしょう。
特にアメリカ輸出ビジネスを始めたばかりの方は、アメリカに発送する手配をするだけでも時間と労力がかかってしまいます。
さらにアメリカ輸出が軌道に乗ってくると注文数も増えてくるので、なおさら個人でアメリカに発送するのが困難になってきます。
実際に、そのような事業者の方はたくさんいます。
アメリカに輸出する際は法律なども関係してきますから、税関でトラブルが起こる事も良くあります。
そんな時に積極的に利用していきたいのが、アメリカ輸出発送代行サービスです。
もちろんそれなりに手数料はかかってきますが、それでもアメリカ輸出発送代行サービスを利用したほうがメリットが大きいです。
こちらではアメリカ輸出の発送代行サービスについて、また、代行業者7社を比較していきます。
これからアメリカ輸出ビジネスを始める方や、アメリカ輸出発送代行サービスの利用を検討している方は是非参考にしてください。
関連:Amazon輸出代行業者8選まとめ【料金や特徴を比較します】
アメリカ輸出・発送代行サービスとは?
アメリカ輸出・発送代行サービスとは、自社商品や日本のECサイトで仕入れた商品やAmazonで仕入れた商品などを、注文者に発送してくれるサービスです。
代行業者の中には、ビジネスとしてだけではなく個人的な輸出にも対応している場合があります。
アメリカへの発送は特に慣れていない方には難しく、法律なども関係してくるため知識や経験がないとトラブルが続出します。
さらに海外へ発送するとなると輸送の衝撃に耐えられる厳重な梱包が必要であったり、
インボイスの作成や配達会社への連絡などが必要になるため、国内発送とは違って作業負担が大きくなります。
代行業者によってどこまで作業を代行してくれるのかは異なりますが、
アメリカ輸出・発送代行サービスを利用すれば、料金以上に大きな手間が省けるのは間違いありません。
基本的にアメリカ輸出・発送代行サービスを利用する場合は、会員登録料と国際送料、代行手数料がかかるのが一般的です。
業者によってさまざまなオプションが用意されているので、追加するサービスによっては料金がさらに加算する事もあります。
後半でご紹介するアメリカ輸出の代行業者7選では、そういった点にも注目して比較するので、自身のビジネスに合った業者を選んでくださいね。
アメリカ輸出・発送代行サービス7選【比較】
アメリカ輸出・発送代行サービスは数多く存在しますが、その中でも人気のある7社に厳選してご紹介します。
代行業者によって料金やサービスの内容が大きく異なるので、特徴なども含めて比較します。
- シュウカキ
- 忍者エクスプレス
- LECS
- ジェムインダストリーズ
- streamline corp.
- ランドクリエイト
- 黒船物流
シュウカキ
シュウカキは、アメリカでの販売経験・輸送経験が豊富な輸出代行業者です。
メーカーやサプライヤーから商品を仕入れ、輸出手続きから現地の倉庫まで輸送してくれます。
ニーズに合わせた配送方法の選択が可能で、船便や航空便を選択できます。
送料もアメリカ輸出・発送代行サービスに中で格安であり、利用者の満足度がとても高いです。
アメリカ輸出に関するコンサルティングも行っているので、輸出に関するノウハウを学びたい方にも最適ですね。
US AmazonへのFBA納品も行っており、Amazon輸出代行業者としても知名度が高いです。
【料金】
- 月会費…14800円(税抜)
- 転送手数料…1箱につき700円
- インボイス作成料…40円
- 米国輸出送料
・10kg…8819円
・25kg…14607円
・50kg…28026円
・100㎏…53568円
・100.5□kg~…535(円/kg)
忍者エクスプレス
忍者エクスプレスは、アメリカ輸出専門の発送代行サービス会社です。
輸出通関時の書類作成から、USアマゾンFBA倉庫に直接納品できるサービスまで行っています。
また、中規模(11kg〜)以上の輸送量になると、特に他の代行業者よりも発送レートが安くなります。
複数の輸送箱の場合他の代行業者だと箱毎に送料計算される事が多いですが、忍者エクスプレスでは複数の輸送箱でもすべてまとめた送料で計算されるので、送料を大きく節約できるのもポイントですね。
アメリカに輸出したい荷物を倉庫に発送する必要はなく、自宅まで集荷に来てくれるので手間がかかりません。
最短3営業日のスピード配送なので、すぐにアメリカに到着し販売が開始できるのも魅力です。
【料金】
- 月会費…0円
- 預り金…50000円(法人申込の場合は不要
- インボイス作成料・集荷手配料…1出荷につき1500円
- 保険料…申告額の1%(保険をかけずに配送する事も可能)
- 米国輸出送料
・10kg…11002円
・23kg ~ 44kg…710円/kg
・45kg ~ 99kg…680/kg
・100kg ~ 299kg …650/kg
・300kg以上…620円 / kg
LECS
LECSは、日本からアメリカへ、アメリカから日本、海外へ、あらゆる貨物を輸送してくれる代行業者です。
顧客の要望に合わせて指定の場所まで早く届けたり、料金を安くするなど、カスタマーサービスも徹底しています。
アメリカ輸出までの流れはドアツードアで、集荷から運送、通関手続きまで一貫輸送となっています。
複数の荷物を一つにまとめて輸送するサービスも行っているので、複数の配送先を指定する事も可能です。
集荷後はLECSの倉庫にて検品作業、仕訳け、梱包作業を行ってくれるので、不良品対策もばっちりですね。
輸送する商品が割れ物であったりトラブルが起こりやすい商品の場合は、特別梱包をしてもらう事もできます。
とにかく顧客の期待に応えようとしてくれる、そんな代行業者です。
【料金】
- 月会費…問い合わせ
- その他費用…問い合わせ
- 米国輸出送料(損害保険料を含む)
・1kg…55.34ドル
・5kg…80.29ドル
・10kg…107.42ドル
・25kg…185.54ドル
ジェムインダストリーズ
ジェムインダストリーズは、法人向けのアメリカ輸出代行サービスです。
BtoB(法人対法人)に絞った輸出代業業者で少数精鋭が強味となっており、スピーディーな発送代行サービスが評判です。
これにより、他の代行業者よりも柔軟な対応が可能になっています。
アメリカ輸出に限らず世界中の国々に多くの商品を輸出をした実績を持っているため、さまざまな中小メーカーから大手グローバル企業の依頼を受け付けています。
そのため個人の依頼は受け付けておらず、法人限定になるので注意が必要です。
【料金】
要相談(輸出商品の詳細/梱包サイズなど)
streamline corp.
streamline corp.は、個人輸出・商用輸出を代行してくれる代行業者です。
さまざまなニーズに合わせて輸出代行を行っており、物量に関係なく輸出する事ができます。
植物や動物、大型家具などの特殊な商品も取り扱っており、他の代行業者では輸出できないような商品も取り扱いができます。
なお、お申込みをした方は無料・輸出入コンサルティングを受講できます。
柔軟にスピーディーに相談に乗れるように、担当制を取っているのでいつでも輸出に関する相談ができるのも良いですね。
輸送方法は航空便と船便の2つから選ぶ事ができ、さらに航空便は航空宅配便・航空貨物便・航空貨物混載便から選択できるので、輸送コストを削減できます。
【料金】
要相談
ランドクリエイト
ランドクリエイトは、US Amazon輸出代行に特化した代行業者です。
他の代行業者とは違う圧倒的な速さ(最短で発送から40時間後)で、アメリカAmazonのFBA倉庫に納品できるのがポイントです。
アメリカAmazon輸出のみなのでネットショップなどには適していませんが、Amazonを利用して販売する場合は最適でしょう。
経験豊富なスタッフが揃っているので、何かトラブルが起きたときも安心ですね。
必ず3営業日以内で発送してくれるので、発送商品受領後なかなかFBA倉庫に発送しないという事もありません。
安心してAmazon輸出代行を任せることが出来る会社です。
【料金】
- 月会費…9800円(税抜)
- アメリカFBA納品用ラベル…1枚につき100円
- 梱包用の段ボール…1箱につき210円
- インボイス作成料…1発送につき3000円
- 米国輸出送料(別途燃油サーチャージ)
・20kg…12768円
・40kg…20528円
・75kg…41978円
・100kg…54828円
黒船物流
黒船物流は、海外発送・国内発送に対応しているアメリカ輸出・発送代行業者です。
さまざまなビジネス状況に対応できるよう、数多くのプランが用意されているので最適なプランで契約できます。
セットプランもあるので、上手く組み合わせる事で物流を最適化できるでしょう。
各種運送業者と提携し一定以上の物流規模を持っているため、個人向けサービスの中でも圧倒的にお得な送料になっています。
アメリカ・カナダAmazonへのFBA納品もおこなっています。
月会費も安くさまざまなニーズに合わせて利用できる、幅の広い代行業者です。
【料金】
- 月会費…2980円(税抜)
- 保管手数料…商品到着後、2営業日以内は無料。以降一箱につき100円/日
- 差し戻し手数料…実費+300円
- 調査請求費用…300円
- 割れ物手数料…200円
- 米国輸出方法…国際郵便(国際郵便料金表)・その他クーリエ(UPS、DHL、Fedex)
アメリカ輸出・発送代行サービスの代行業者の選び方
代行業者を選ぶときはつい料金の安さに目が行きがちですが、サービスの内容や評判も念入りに調べるべきです。
アメリカ輸出・発送代行サービスの料金は安かろう悪かろうで、例えば安すぎる代行業者を選んだ場合、
カスタマーサービスの対応が悪かったり、検品が適当で不良品が輸出されてしまうなどが起こり得ます。
アメリカ輸出・発送代行サービスの代行業者を選ぶときは、自分にあったサービスが利用できるか、カスタマーサービスの質はどうか、納期はどれくらいか、評判はどうかなどをしっかり見極めるようにしてください。
代行業者によってはお試し期間を設けている場合もあるので、一度利用してみるのも良いですね。
最後に
アメリカ輸出・発送代行サービスをまとめてご紹介しました。
今回ご紹介した7つの代行業者は評判も高く人気のある業者なので、どの代行業者にしようか迷っている方は是非この中から選んでみてください。
事前に相談したり見積もりを立ててくれる会社もあるので、積極的にお問合せしていきましょう。
関連:Amazon輸出代行業者8選まとめ【料金や特徴を比較します】
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