Squareとは
Square オンラインビジネスは、実店舗のPOSレジとオンラインショップを完全統合できるEC構築サービスです。
米国Block, Inc.が提供するグローバルプラットフォームで、日本では2020年10月にEC機能の提供を開始しました。初期費用・月額無料から始められ、決済手数料3.6%のみというシンプルな料金体系が特徴です。
実店舗を持ちながらオンライン販売も行いたい事業者、特に飲食店や小売店から高い支持を集めています。
Square オンラインビジネスの主な特徴
Square オンラインビジネスには以下の特徴があります。
初期費用・月額無料で始められる明快な料金体系
Square オンラインビジネスは初期費用0円・月額0円の無料プランから利用可能です。
無料プランでは決済手数料3.6%のみを負担する明快な料金体系を採用しており、振込手数料も無料。三井住友銀行・みずほ銀行なら売上が最短翌営業日に自動入金されるため、キャッシュフローの心配がありません。
有料プランは月額3,375円(プラス)と月額9,180円(プレミアム)の2種類があり、プレミアムプランでは決済手数料が3.3%に下がります。
実店舗POSとオンラインショップのリアルタイム連携
Squareの最大の強みは、実店舗のPOSレジとオンラインストアの完全な統合です。
商品情報・在庫数・売上・顧客データがリアルタイムで自動同期されるため、実店舗で商品が売れればオンラインの在庫も即座に減少します。在庫切れや二重管理の手間を大幅に削減でき、OMO(Online Merges with Offline)戦略を低コストで実現可能。
POS連携機能は無料プランでも利用でき、追加費用なしで実店舗とECの一元管理を始められます。
飲食店向け機能が無料で使える
Square オンラインビジネスはテイクアウト・デリバリー機能を無料で提供しています。
事前注文・事前決済によるテイクアウト受付、自社スタッフによるデリバリー設定、店舗受取(BOPIS)など飲食店に必要な機能が揃っています。注文から決済まで非接触で完結するため、店舗オペレーションの効率化にも貢献。
さんぱち食堂(東京・世田谷区)では、オンライン売上が店舗全体の約2割を占めるまで成長した事例もあります。
Square オンラインビジネスを使うメリット・デメリット
Square オンラインビジネスを使うメリット・デメリットを確認しましょう。
Square オンラインビジネスのメリット
入金サイクルが業界最速クラス
売上の入金は三井住友銀行・みずほ銀行なら最短翌営業日、その他の銀行でも週1回の自動入金に対応しています。
BASEは申請後10営業日、STORESは月1回の入金サイクルであることを考えると、Squareの入金スピードは圧倒的。振込手数料も完全無料のため、小規模事業者の資金繰りを強力にサポートします。
実店舗との一元管理が簡単
Square POSレジを導入していれば、追加設定なしで在庫・売上・顧客情報が自動連携されます。
他社サービスでは別途連携設定や外部ツールが必要なケースが多い中、Squareは同一プラットフォーム内で完結。実店舗とECを両立させたい事業者にとって、管理工数を大幅に削減できる点は大きなメリットです。
電話サポートが土日祝も対応
Squareは電話・チャット・メールの3種類のサポートを提供しています。
電話サポートは土日祝日も対応しており、EC運営初心者でも安心して利用可能。無料プランでもサポートを受けられるため、コストを抑えながらサポート体制も重視したい事業者に適しています。
Square オンラインビジネスのデメリット
決済方法がクレジットカードのみ
オンラインストアでの決済はクレジットカードのみ対応という制約があります。
Visa、Mastercard、JCB、AMEX、Diners Club、Discoverに対応していますが、銀行振込・コンビニ払い・キャリア決済・後払いには非対応。多様な決済方法を求める顧客層を持つ事業者には、BASEやSTORESの方が適しているケースもあります。
デザインテンプレートが少ない
無料プランで利用できるテンプレートは1種類のみと限定的です。
有料プラン(プラス以上)にアップグレードすれば27種類のテンプレートを選択できますが、ShopifyやBASEと比較するとデザインの自由度は低め。ブランドの世界観を細かく表現したい場合は、カスタマイズの制約を感じる可能性があります。
越境EC対応が弱い
Square オンラインビジネスは国内向け販売に最適化されたサービスです。
多言語・多通貨対応や海外配送設定などの越境EC機能は限定的で、グローバル展開を視野に入れている事業者にはShopifyの方が適切な選択肢となります。
こんな方におすすめ
Square オンラインビジネスはこんな事業者におすすめです。
実店舗を持ちながらオンライン販売を始めたい方
すでにSquare POSレジを導入している、または実店舗とECの一元管理を実現したい事業者に最適です。
在庫管理の二重作業を解消し、売上データを一箇所で把握できるため、業務効率が大幅に向上します。アパレルショップ、雑貨店、食品店など、実店舗を軸にオンライン販売を拡大したい事業者に向いています。
飲食店でテイクアウト・デリバリーを導入したい方
テイクアウトやデリバリーを低コストで始めたい飲食店には、Square オンラインビジネスの無料プランがベストプラクティスです。
事前注文・事前決済機能により店舗オペレーションを効率化でき、UberEatsなどのデリバリープラットフォームに頼らず自社チャネルでの販売を実現できます。
キャッシュフローを重視する小規模事業者
入金サイクルの早さと振込手数料無料は、資金繰りを重視する個人事業主や中小企業にとって大きなアドバンテージです。
月額固定費ゼロから始められるため、売上規模が読めない新規事業でもリスクを最小限に抑えてスタート可能。まずは無料プランで試し、ビジネスの成長に合わせて有料プランへ移行するアプローチがおすすめです。
カートシステムのサービス一覧
Shopify
世界最大級のECプラットフォーム。売上合計額1兆米ドル超、数百万のマーチャントが利用。無料トライアルから始められ、13,000以上のアプリで機能拡張可能。越境ECにも対応し、オンライン・対面販売の両方をサポート。
WooCommerce
世界シェアNo.1のオープンソースECプラットフォーム。WordPress上で動作し、800万以上のサイトで採用。基本機能は完全無料で、物理商品からデジタルコンテンツ、定期購入まで対応。高いカスタマイズ性と豊富な決済・連携オプションが特徴。
eltex DC
年商20〜200億円規模の大手・中堅通販事業者向け統合パッケージシステム。コールセンター受注とEC機能を一元管理し、定期購入・リピート通販に強い機能を標準搭載。初期費用平均約9,500万円、構築期間約10ヶ月。
HIT-MALL
カスタマイズ性の高いEC構築パッケージをベースとした、構築+運用代行のトータルECソリューション。システム構築・運用、商品登録・ページ制作、コールセンター、Webプロモーション、アクセス分析・改善提案、サーバ・インフラをワンストップで支援。
Commerce21
大規模EC向けパッケージ型システム。年間売上100億円以上のサイトに対応し、ソースコード開示により内製化を支援。マイクロサービスアーキテクチャとAWS連携で、高い拡張性と安定性を実現。
EC-CUBE
EC-CUBEは、国内No.1シェアを誇るオープンソースECプラットフォームです。無料でダウンロードでき、180万ダウンロード突破・国内ECサイト35,000店舗以上の実績。カスタマイズ自由度の高さが魅力です。