SI Web Shoppingとは
SI Web Shoppingは、1996年に日本で初めて販売されたECサイト構築パッケージです。
累計1,100サイト超の構築実績を持ち、EC年商数十億円〜数百億円規模の中堅・大規模EC事業者に選ばれ続けています。現在はデジタルガレージグループの株式会社DGビジネステクノロジーが提供しており、2025年4月に決済・マーケティング・EC基盤を統合した新体制として始動しました。
SI Web Shoppingの主な特徴
SI Web Shoppingには以下の特徴があります。
ソースコード・DB完全公開による自由なカスタマイズ
SI Web Shoppingの最大の強みは、プログラムソースとデータベース構造を100%公開している点です。
一般的なECパッケージではシステムの中身がブラックボックス化されがちですが、SI Web Shoppingでは制限なく自由にカスタマイズが可能。企業独自のビジネスロジックや複雑な要件にも柔軟に対応でき、ベンダーロックインを回避できます。
技術面ではHibernate、Spring Framework、Bootstrap、Thymeleafといった業界標準のフレームワークを採用しており、一般的なJavaエンジニアが保守・開発に参画しやすい設計となっています。
25年超の実績に裏打ちされた大規模EC対応
SI Web Shoppingは月間数千万PV、商品点数数百万点、会員数数十万人規模の大規模ECサイトを安定稼働させてきた実績があります。
年商数百億円規模のECサイト構築にも対応しており、急激なトラフィック増加にも耐える堅牢性を備えています。データベースはOracle DatabaseおよびPostgreSQLに対応し、AWS上での稼働も可能です。
ピーチ・ジョン、虎の穴、KDDIコマースフォワード、UCCホールディングスなど、各業界の大手企業が導入している点も信頼性の証といえるでしょう。
BtoC・BtoB・定期購入を網羅する総合機能
SI Web ShoppingはBtoC・BtoB・定期購入まで幅広いビジネスモデルに対応する総合型ECパッケージです。
BtoC向けには商品管理、ショッピングカート、レスポンシブデザイン、高機能検索、レコメンド、レビュー機能を標準装備。BtoB向けにはバイヤー別仕切り率設定、見積機能、与信管理、発注承認フローなど法人取引に必要な機能を網羅しています。
決済機能はDGフィナンシャルテクノロジーの「VeriTrans4G」に標準対応し、クレジットカード、銀行ネット決済、コンビニ決済、PayPayなど多様な決済手段を利用できます。
ECナビのピックアップ情報
より詳しくSI Web Shoppingを知りたい方向けの情報をまとめました。
2025年4月にDGビジネステクノロジーとして新体制始動
2025年4月、ナビプラス、DGコマース、スクデットの3社が経営統合し、株式会社DGビジネステクノロジー(DGBT)として新たにスタートしました。
これにより、SI Web Shopping(EC基盤)、NaviPlusシリーズ(マーケティング支援)、不正検知ソリューションが一体化。戦略策定から運用まで、デジタルビジネスの全プロセスを総合支援する体制が整備されています。
同グループのDGフィナンシャルテクノロジーとの連携により、決済領域との親和性も高まりました。
内製化支援プログラム「EC&リテール DXサポート」
SI Web Shoppingは内製化を目指す企業向けの体系的な支援プログラムを提供しています。
フルスタートプランでは、現状分析、要望整理、影響範囲調査、実現性検証、開発教育をトータルで支援。チュートリアルやアーキテクチャ解説、自動テストスクリプトの提供など、実践的なスキルトランスファーが受けられます。
虎の穴ラボ株式会社では、ローンチ後わずか1年で完全自社内製化を達成した実績もあり、共同開発による技術移転の成功モデルとして注目されています。
SI Web Shoppingを使うメリット・デメリット
SI Web Shoppingのメリット・デメリットを確認しましょう。
SI Web Shoppingのメリット
ベンダーロックインを回避できる
ソースコード完全公開により、特定ベンダーへの依存を避けて自社でシステムを管理・拡張できます。
将来的に開発会社を変更したい場合や、自社エンジニアによる保守体制を構築したい場合でも、ブラックボックス化のリスクがありません。長期的なシステム運用を見据えた選択が可能です。
1サイト1ライセンスのシンプルな費用体系
ライセンス体系は1サイト1ライセンスのシンプルなモデルを採用しています。
サーバー台数やCPUコア数に依存せず固定費が変動しにくい設計のため、事業拡大に伴うライセンス費用の増加を抑えられます。コスト予測がしやすく、長期的な投資計画を立てやすい点も魅力です。
大手企業の導入実績で社内稟議が通りやすい
累計1,100サイト超の実績と、ピーチ・ジョン、虎の穴、KDDIなど各業界の大手企業への導入実績があります。
25年以上の歴史を持つ老舗パッケージとしての信頼性は、社内稟議や経営層への説明材料としても有効でしょう。
SI Web Shoppingのデメリット
初期費用・導入コストが高い
SI Web Shoppingは大規模EC向けの高価格帯パッケージに位置づけられます。
ライセンス費用に加え、カスタマイズ開発費用、インフラ費用、デザイン費用などが発生するため、総額は数千万円規模になるケースが一般的。中小規模のEC事業者には投資回収が難しい場合もあります。
パッケージ型ゆえのシステム陳腐化リスク
クラウド型(SaaS)のECシステムと異なり、システム更新は手動でのバージョンアップが必要です。
常に最新機能が自動で提供されるSaaS型と比較すると、継続的なバージョンアップ対応の工数とコストを見込む必要があります。
マーケティング支援は競合と比較して限定的
ecbeingなど競合パッケージが開発・マーケティング合わせて数百名規模の支援体制を持つのに対し、SI Web Shoppingのマーケティング支援体制は相対的に小規模です。
ただし、2025年の新体制によりNaviPlusシリーズとの連携が強化されており、今後の拡充が期待されます。
こんな方におすすめ
SI Web Shoppingはこんな事業者におすすめです。
年商数十億円以上の本格ECを目指す事業者
SI Web Shoppingは年商数十億円〜数百億円規模のEC事業者に最適化されたパッケージです。
大規模なトラフィック、膨大な商品点数、複雑な在庫管理にも対応できる堅牢性を備えており、成長フェーズにあるEC事業の基盤として長期的に活用できます。
内製化・自社保守体制を構築したい企業
ソースコード完全公開と内製化支援プログラムにより、自社エンジニアによる保守・運用体制の構築を目指せます。
外部ベンダーへの依存を減らし、システムの主導権を自社で持ちたい企業にとって、SI Web Shoppingは数少ない選択肢の一つです。
オムニチャネル・基幹システム連携が必要な大手企業
BtoC/BtoB統合対応、OMO/オムニチャネル対応など、複雑なビジネス要件を持つ大手企業にも対応可能です。
基幹システムとの連携インターフェースが標準で用意されており、商品マスタ・在庫情報・受注データの双方向連携を実現できます。実店舗とECを統合したユニファイドコマースを目指す企業にも適しています。
カートシステムのサービス一覧
Shopify
世界最大級のECプラットフォーム。売上合計額1兆米ドル超、数百万のマーチャントが利用。無料トライアルから始められ、13,000以上のアプリで機能拡張可能。越境ECにも対応し、オンライン・対面販売の両方をサポート。
WooCommerce
世界シェアNo.1のオープンソースECプラットフォーム。WordPress上で動作し、800万以上のサイトで採用。基本機能は完全無料で、物理商品からデジタルコンテンツ、定期購入まで対応。高いカスタマイズ性と豊富な決済・連携オプションが特徴。
eltex DC
年商20〜200億円規模の大手・中堅通販事業者向け統合パッケージシステム。コールセンター受注とEC機能を一元管理し、定期購入・リピート通販に強い機能を標準搭載。初期費用平均約9,500万円、構築期間約10ヶ月。
HIT-MALL
カスタマイズ性の高いEC構築パッケージをベースとした、構築+運用代行のトータルECソリューション。システム構築・運用、商品登録・ページ制作、コールセンター、Webプロモーション、アクセス分析・改善提案、サーバ・インフラをワンストップで支援。
Commerce21
大規模EC向けパッケージ型システム。年間売上100億円以上のサイトに対応し、ソースコード開示により内製化を支援。マイクロサービスアーキテクチャとAWS連携で、高い拡張性と安定性を実現。
EC-CUBE
EC-CUBEは、国内No.1シェアを誇るオープンソースECプラットフォームです。無料でダウンロードでき、180万ダウンロード突破・国内ECサイト35,000店舗以上の実績。カスタマイズ自由度の高さが魅力です。