GMOクラウドECとは
GMOクラウドECは、makeshop byGMOをベースにカスタマイズ対応を可能にした中規模〜大規模向けECサイト構築ソリューションです。
GMOメイクショップ株式会社が2021年3月より提供を開始。フロントエンドとバックエンドを分離したヘッドレスコマースを採用し、フルスクラッチ同等のカスタマイズ性とクラウドならではの自動アップデートを両立しています。
USEN、スカパーJSAT、大戸屋、GODIVAなど大手企業の導入実績があり、BtoB EC、オークション、サブスクリプションなど多様なビジネスモデルに対応可能です。
GMOクラウドECの主な特徴
GMOクラウドECには以下の特徴があります。
ヘッドレスコマースでフルスクラッチ同等のカスタマイズ性を実現
GMOクラウドECはフロントサイトとECシステム本体を分離したヘッドレスコマースを採用しています。
フロントサイトはスクラッチCMS、WordPress、標準CMSから選択でき、ブランドに最適なデザインを制約なく実現可能。商品・注文・会員・サイト・カテゴリ・クーポン等のデータに対して拡張項目を自由に設定でき、導入企業毎の業務フローに完全に合わせた構築ができます。
独自ロジックはECシステム本体から外部化し、WebhookやAPIで連携する設計のため、カスタマイズ性とアップデート性の両立を実現しました。
makeshopベースで自動アップデート対応
GMOクラウドECの「makeshopエンタープライズプラン」は、年間流通額12年連続業界No.1のmakeshop byGMOをベースにしています。
makeshopの無償アップグレードを継続的に享受できるため、システムの老朽化・陳腐化が発生しません。セキュリティ対策も常に最新の状態が維持され、ISMS認証を取得した高いセキュリティ体制を備えています。
2024年度だけでフロントAPI 24機能、管理API 15機能がリリースされるなど、継続的な機能強化が行われています。
BtoB・オークション・サブスクなど多様なビジネスモデルに対応
GMOクラウドECは通常のBtoC ECだけでなく、BtoB、オークション、サブスクリプションといった特殊なビジネスモデルにも対応しています。
BtoB機能では取引先毎の与信設定、掛け率・価格の個別設定、WEB-EDI機能、代理注文機能、承認フロー構成などを網羅。ゴディバジャパンでは受注業務作業時間を30%削減した実績があります。
オークションパッケージでは中古デバイス、競走馬、建設機械などの入札販売に対応し、多言語化による海外からの入札参加も可能です。
ECナビのピックアップ情報
以下はGMOクラウドECをより詳しく知りたい方向けの情報です。
makeshopとの違い・プラン選びの基準
makeshop byGMOが月額12,100円〜の中小規模向けSaaSであるのに対し、GMOクラウドECは月額55,000円〜の中・大規模向けソリューションです。
makeshopでは対応できない「フロントデザインの完全自由化」「基幹システムとの深い連携」「BtoB専用機能」などが必要な場合にGMOクラウドECが選択肢となります。
既存のmakeshopから移行する場合、makeshopエンタープライズプランを選択すれば運用ノウハウを活かしながらカスタマイズ機能を追加できます。
3つのプラン構成と料金体系
GMOクラウドECは3つのプランで構成されています。
- クラウドECプラン:シングルテナント、フルカスタマイズ対応(料金は個別見積もり)
- makeshopエンタープライズプラン:makeshopベースのセミカスタマイズ(初期費用11,000円〜、月額55,000円〜)
- パッケージECプラン:オークション・サブスク専用パッケージ(初期ライセンス費用500万円〜)
makeshopエンタープライズプランは2024年9月の料金改定で初期費用が約90%削減され、導入しやすくなりました。カード決済手数料は業界最安値水準の3.14%〜で利用可能です。
GMOクラウドECを使うメリット・デメリット
GMOクラウドECを使うメリット・デメリットを確認しましょう。
GMOクラウドECのメリット
フルスクラッチ比で約1/2のコストでカスタマイズ可能
makeshopエンタープライズプランを選択すれば、フルスクラッチ開発と比較して約1/2のコストでカスタマイズECを構築できます。
初期費用11,000円〜という低い参入障壁があり、必要な部分のみ個別カスタマイズすることでコストを抑えつつ、売り方や業務に合わせたECサイトを実現可能。標準装備としてギガプラス10、メール配信プラス、登録商品5万点、常時SSL、API連携オプションが含まれています。
システム老朽化の心配がない
ヘッドレスコマースを採用しているため、EC本体システムは自動アップデートが継続されます。
従来のパッケージ型ECでは数年でシステムが陳腐化し、リプレイスが必要になるケースがありましたが、GMOクラウドECではその心配がありません。フロントとバックエンドが分離しているため、セキュリティ面でも従来型より高い安全性を確保しています。
GMOグループ連携による決済・物流の優遇
GMOクラウドECはGMOグループのサービスと連携し、決済、MA・広告支援、物流代行などをお得に利用できます。
GMOペイメントゲートウェイとの連携による決済手数料の優遇、MakeRepeaterによるかご落ちメール配信、ヤマトB2クラウドやLINE連携など、EC運営に必要な外部サービスとの連携が充実しています。
GMOクラウドECのデメリット
クラウドECプランは料金が不透明
クラウドECプランおよびパッケージECプランは個別見積もり対応のため、事前に費用感を把握しにくい面があります。
公式サイトでは「初期構築費用+月額のライセンス・保守費用となっており、カスタマイズや構築の規模により変動する」と説明されています。具体的な要件を整理した上で問い合わせる必要があるでしょう。
中小規模には過剰スペックの可能性
makeshopエンタープライズプランでも月額55,000円〜となるため、小規模ECには割高な選択肢となります。
年商数千万円規模でカスタマイズ要件が少ない場合は、通常のmakeshop byGMO(月額12,100円〜)の方がコストパフォーマンスに優れます。GMOクラウドECは「makeshopでは対応できない要件がある」「年商規模が拡大してきた」といったケースでの選択が適切です。
こんな方におすすめ
GMOクラウドECはこんな事業者におすすめです。
年商規模が拡大し既存ASPに限界を感じている方
既存のASPカートでは対応できない要件が増えてきた場合、GMOクラウドECへのステップアップが有効な選択肢となります。
makeshopからの移行であれば運用ノウハウを活かしながら機能拡張が可能です。年間取引額数百億円規模まで対応できるため、将来的な成長を見据えた基盤構築ができます。
BtoBやオークションなど特殊なEC形態を構築したい方
通常のBtoC向けカートでは対応が難しいBtoB取引、オークション、サブスクリプションといった特殊なビジネスモデルを構築したい事業者に最適です。
取引先毎の与信設定や掛け率管理、入札機能、定期課金など、専門的な機能がパッケージ化されています。ゼロから開発するよりも短期間・低コストで専門ECを立ち上げられます。
将来的なオムニチャネル展開を見据えている方
ヘッドレスコマースを採用しているため、複数チャネルへの展開が容易です。
Webサイトだけでなく、スマホアプリ、店舗POS連携、LINE連携など、様々なタッチポイントでの販売を一元管理できます。大戸屋のテイクアウト予約や店舗POS自動連携のように、実店舗とECの融合を目指す事業者にも対応可能です。